めんどりが卵を生むように 

02.10.2023  日々のこと

 寝転びながら本棚の絵本をてきとうにつらつら読んでいた。ひょいと『えほんのこども』を手にとってながめた。1枚の絵に短いお話。その豊かさに、いっきに絵本作りたくなった。絵本の子どもを作るかんじで気楽に肩の力を抜いてアイディアをだしてみた。

荒井良二えほん『えほんのこども』

 そしたらなんだかうまくいって、苦しみつつも一作あたらしいのを生み出せた。喜びいさんで待っていてくれる編集者にさっそく連絡した。かけらも真似じゃない違う主人公に違うお話です念のため。荒井さんの絵や絵本はあまねく人の腹の底からエネルギーをくれるよね。すごいなぁ。奥深くに流れる光脈に届いてるのか。

 ぞっとする暗いお話や大人の感覚が入る長いお話はコマ回りにして漫画の形でつくってみたいなぁなんて思ってるのだけど、それもまた高いハードルで、あまりに高い壁を首がグキッとなるくらい見上げてその場足踏みしている。でもでもチャレンジしないと死ぬとき後悔するだろうな。


 駄作でもいいから
 どんどん作ってごらん


いただいた温かい言葉をこのページを読んでる皆さんにもおすそ分け。



 わたしは昔から文明が崩壊する小説だとか映画だとか好きで、へなちょこ なりにサバイバル能力を高めたい願望を持っている。都会生まれで安穏と暮らしてきた私に本能がささやくんだと思う。目を醒ませって。
 そんな趣味のいっかんとして伝統的な保存食、干し飯ほしいいを作って見た。アルファ米高いしなぁ。

お米を干したところ

寒い季節に
炊いたお米を洗ってぬめりを取り
お皿にうすく広げてレンジで1分を数回繰り返す。
3、4日ほど室内で干し、
途中ボロッとするくらい乾いたら
かたまりをパラパラにほぐす。
ジップロックに入れて保存。
20年もつという噂。

干し飯アップ

 食べるときはレトルトカレーをかけて1時間放置する予定。 非常時に水も熱も使わない保存食として数日分こしらえてみた。



絵のラフ

 新年に大きな絵を描いてみよう思いたった。上図は去年たくさん旅をした水の街の情景を詰め込んでみたラフ。絵本に集中したのもあって、そのまま放置している。さてはて今年中に描きあがるかなぁ……?

とりあえず一作生み出せたのでよかった。心底ホッとした。
さぁ明日は何を作ろうかな。

夜明け







© Fukui Rie