わたしの場所を探す旅 

9.12.2022  日々のこと


 数年後にはどこか広くて安い土地を手に入れて最期の時まで根を張りたいと思っていて、折にふれて自分の場所になってくれそうなとこを探して旅するようにしている。今回は千葉県の夷隅(いすみ)地方へ行ってきた。

太東の崖


海と山が近くて気候も穏やか。夏涼しく冬暖かい。お店も充実しいて暮らしやすそうだった。
空気も美味しいし星空も綺麗なんだ。

トロッコ


小湊(こみなと)鉄道のトロッコといすみ鉄道の黄色い電車に乗ってみた。
ゆっくりすすむトロッコはガッタンゴットン音も流れる景色もゆっくり。行く先々で人々が手を振ってくれる。トロッコ電車は地元の人に愛されているんだなぁと嬉しくなった。停車駅でジュースやコーヒーやおやつを買って、無人駅の子どもたちの絵も楽しんだ。チバニアンや森のラジオなどワクワクする拠点を通過して養老渓谷で下車。てくてく歩いて滝を見てごりやくの湯につかった。駅前のおじいさんの店で山菜そばを食べてまた電車に乗る。下の写真は二つの路線がつながる上総かずさ中川えき。

小湊鉄道といすみ鉄道


個人的に旅の醍醐味のひとつなんだけれど、スーパーやJA、道の駅や直売所なんかで地元の食材を調達するのがとても楽しい。うす味派の私たちは外食が口に合うことが少ないのでおのずと自炊することが多い。そのほうが暮らすイメージもつかめるしね。

宝石のようなイチヂク


大変ありがたいことに農家も見学させていただいた。ブルーベリーとイチヂクの育て方や苗のことなど詳しく教えていただいた。カイガラムシをブシブシつぶすお手伝いもちょびっとした。誠実な方が無農薬で作ったフルーツは今まで食べた市販のものとは段違いの美味しさ。しっかり根を張った元気な果樹からとれる実は味も香りもしっかりしている。感動した。

太東エリア


海沿いも楽しんだ。凄腕の彫り師、波の伊八の作品も見てきた。すごい迫力だった。馬に乗って海をほっつき歩きまったく仕事をしないので周囲に心配されていたらしい。見て集めていたんだね。いいよね(笑)

太東の崖


干潟で遊んだり、釣り人に釣った魚を見せてもらったり、まだ孵化していないであろうアカウミガメに想いを馳せたり、海浜植物群を眺めたり。日射病ぎみになったので少し楽しみすぎたかな。

アースバッグハウスを見学させてもらった。作る時の苦労や色々な知恵をさずかった。防水がネックのようです。自分たちで家を作ってみたいなぁ。理想の暮らしを思い描いたとき見えるのは小さな畑に野菜とミツバチ、猫と犬、そしておもに創作して暮らすんだ。

アースバッグのおうち


刺激をいっぱい受けた1週間のおかげでこれから引きこもってじゃんじゃん作れそう。うしし。

太東の崖







© Fukui Rie