大人になって最初にひねり出した思い入れのある作品。
グラフィックノベルです。


死神と少年のイメージ


電子書籍のみこちらからお求めいただけます。


死神と少年1ページ目

死神と少年2、3ページ目 死神と少年4、5ページ目 死神と少年6、7ページ目



発行日 2012年5月
A5変型・32ページ


 少し怖い雰囲気ですが、とてもやさしいお話です。再生の物語。
優しさだけが二人の運命を変えました。物語を通して見返しの前後=現実が変化します。確かめて見てください。


 ざらっとしたコピー用紙におもむろに鉛筆で書き始めて、ろくに準備もしないまま……


 今見ると表現も絵もつたなくて、こそばゆいというか恥ずかしいような愛おしいような不思議な心地。強烈な自己否定と肯定の間をいったりきたりしながら勇気を出して発表したんだよなぁ。


 読んで泣いてくれた人がいて、感想を届けてくれたことがあった。心象を吐き出すように作って、こんなもの作って大丈夫だろうかとおどおどしていたので、どれだけ嬉しかったか、励みになったかしれない。あの時の方がもしホームページをのぞきに来てくれていたら、改めて言わせてください、ありがとうございます。


 ひとりでいいんだ。ひとりでも偶然でもいいからそれがしあわせな出会いであったなら、作ってよかった。


死神と少年の紙の本の表紙

見返し 見開き 裏表紙



 紙の本は受注生産していたのですが、創作に専念するべくいったんお休みしています。現在は電子書籍のみお求めいただけます。
展覧会か何かの機会に少部数こしらえるかもしれません。



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© Fukui Rie